2012年3月19日月曜日

背中・腕のできもの

背中・腕のできもの

中3男です。

小学生のころから、背中の首筋のところや、両腕の力こぶができるところの反対側に、小さなポツポツができます。

赤み、かゆみなどはなく、爪でかくとポロッと落ちるのですが、いまだに原因がわかりません。

とれた痕などがのこってしまっています。



母親にも昔同じ症状があったらしく、成人すると治るといわれたのですが、気になります。

痕が、一見アトピーのようにみえてイヤです。

それほど大きなことではないのですが、気になります。





詳しい方、治し方・対処法などを教えてください。



お願いします。







元美容部員です。皮膚科医ではないのであまり詳しくはありませんが、おそらく毛孔性苔癬(もうこうせいたいせん)だと思います。



主な特徴としては、首から背中にかけてや二の腕の外側、太ももの表側などにできます。痒みはさほどなく1~2ミリ程度の突起状のブツブツ(赤っぽかったりもします)皮膚はザラツキめが症状です。



一応は皮膚病の一種にはなりますが、特に治療はせずともだいたい30~40歳までには改善します(個人差があります)。



このブツブツの原因ですが、ずばり毛穴の詰まりです。毛穴が詰まったところが硬くなり角化してしまい、さらにそれを塞ぐように詰まった毛穴の上から更に新しい皮膚が新生されてしまっている状態です。



毛孔性苔癬は優性遺伝ですからご両親のどちらか一方でもこの肌質だとその子供も遺伝しやすいものなのです。



治療法は気になるのであれば皮膚科や美容外科に行って角質剥離剤などで肌をピーリング(一皮剥くようなイメージ)するのが良いと思いますが、完全にはきれいにはならず、やはり自然消滅を待つのが一般的なようですね。



化粧品レベルでご自分でできる範囲でいったら角質柔軟剤の使用(サルチル酸や尿素配合クリームをこまめに塗る)、尿素配合クリームなどはハンドクリームやボディークリームが薬局などの市販でも安く手に入りますね。



またビタミンAは肌を滑らかにする効果があるのでビタミンA配合のもの(レチノール)やビタミンAのサプリメントメントなどの経口摂取など試してみてはいかがでしょう。



毛孔性苔癬は名前はあまり知られていませんが実はけっこう多いです。珍しいことではありませんからあまり悩まず気にせずが一番だと思います。お大事になさって下さい。

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